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20.09.26 2学期はじめのシャローム

9月15日、2学期初めのシャロームがありました。

この日は園長先生から「うまれてきてくれて、ありがとう」の絵本を読んで頂きました。

「わたしたちの命は代わりのあるものではありません。たった一つでかけがえのないものです。」
と、教えてもらいました。
みんなで「えがおのたね」を歌ってお祈りしました。


このお話は、天使【羽のついた赤ちゃん】(色んな解釈があると思うのですが、おなかに命が宿る前の魂みたいな感じですかね。)が、自分のお母さんをさがすというお話です。

台詞が繰り返しの絵本ですので小さい子どもたちにもわかりやすい。

どんなお話しかというと・・・・・・。

この天使は色んな動物さんに聞いて回るんです。

「ぼくの ママしらない?」と。

すると、聞かれた動物は答えます。

「きみの ママは しらないけど ぼくのママなら あっちだよ。」

そう言って動物は自分のお母さんのところにつれていってあげます。するとね、お母さんが動物の赤ちゃんを抱きしめて・・・・・・

「うまれてきてくれて ありがとう」というんです。

沢山の動物に聞いて回るのですが、なかなか自分のママが見つからない・・・・。

一体どこにいるんだろう・・・・早くあいたい・・・・・。

あたたかなひかりにつつまれてお母さんのおなかに入るシーンが出てきます。

そして、ママのこどもで生まれます。「あのことばをいってもらいたくて・・・・。」

っとなって・・・・・最後赤ちゃんはこの世に誕生して・・・・お母さんに「うまれてきてくれてありがとう」といってもらう・・・・という話です。

わたしたちは、お母さんのおなかの中から生まれました。

お腹の中の前の世界は覚えていないしわかりませんが、こうやって出会うべく人に、出会いたいと強く望んで生まれたんだとしたら・・・・・。

これって、すごいことだと思います。

強く望んで誕生したこの世界で、お父さんお母さんに出会い、兄弟に出会い、おじいちゃんおばあちゃんに出会い、友達に出会い・・・・・・。

ここで出会っているすべての命が、強く望んで生まれた命なのですから、どれだけ強く特別でしょう!!どれだけ、ひとつひとつの命が大切でしょう。

自分のいのちも、自分以外のいのちも大切で特別。

本当の意味でその大切さを感じることのできる人間に育ってほしいと思います。

「相手の命を大切にするとは?」いったいどういうことなのか、それを子どもたちと分かち合うように、気付きあうように・・・毎日をおくれたら・・・・・と思います。

今年は特に、命の尊さについて考えさせられるときを頂きました。

あなたの命も、わたしの命もたった一つでかけがえのないもの。少し、まわりの人たちを見渡して、優しく生きてみませんか?

言葉や表情や振る舞い・・・・・静かに振り返ってみようと思います。

クリスマスに向けて、いいきっかけ頂きました。

じっくり幼稚園全体で温めていきましょうね。

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