22.11.25 ありがとう・・・の祈り。
写真はないのですが、聞いてください。
この前、職員室で仕事をしていて 気配を感じたので誰?子どもかな?
と思って席を立って覗いたら・・・・・・。
ひとりで、下に降りてきて・・・・・マリア様にぶつぶつと何かを話している年長女児が・・・・・。
それはそれは、とても静かで・・・・とても清い瞬間で・・・・・。
しばし、じーーーっと吸い込まれるように見ていました。
くるっと振り返って部屋に戻ろうとした彼女と目が合い・・・・・ニコッと笑ってきたので「マリア様とお話してたの?」と尋ねてみると・・・・・。
「うん。」という返事の後・・・・・お話してくれました。
聞けば、聖劇のある箇所がうまくいきますように・・・・と、朝マリア様にお願いしていたのだそうです・・・・。うまくいかないところがあったんでしょうね。
「朝お祈りしたら、うまくできたから ありがとうを言いにきた。」と。
昼の、給食が終わって自由遊びの時間ぐらいでした。
遊んでいたのか、給食の終わったタイミングだったのか・・・・・。
いつ、マリア様にお話ししに行こうと決めたのだろう・・・・・彼女がありがとうを言いに行こうと決めた瞬間を想像するとジーンとします。
私たちは神さまに手を合わすとき、「こうなりますように・・・・。」「守ってください。」と、お願いばかりしてしまいます。
また、願ったことが叶った瞬間に一番初めに神さまを思い出すだろうか・・・・・。
自分に問いかける瞬間でもありました。
「ありがとう」と言って手を合わす彼女の姿は、私たち大人にも大きな大きな一石を投じたのでした。
今、年長組さんは聖劇の活動が始まっています。
役がいいとか悪いとか、かっこいいとかきれいとか、衣装がはなやかとかなんとか・・・・そんなことではなく、一番初めのクリスマスに神さまが私たち人間にお示しになりたかったことを静かに見つめてみる・・・・そして、彼女の様にそれを知って「ありがとう」と手を合わす・・・・。
そんな時になればいいなと思うのでした。
心おだやかに 素敵なクリスマスを迎えましょうね。