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19.12.13 つぼみさん、事件です!!

つぼみさんの保育に入ると本当に色んなことが起こります。

朝の短い時間に2つの事件・・・・・。笑

まず一つ目・・・・・『よしよし事件』

お部屋で転んで泣いているお友だちの頭をよしよし・・・。
大丈夫?痛かった?
やさしいね・・・・。
ぼくもよしよし・・・・。大丈夫??
いいね・・・やさしいね・・・・。
二人ともやさしいね・・・・・・・・って・・・・・んん???
私がやる!!僕がやる!!・・・・・・で、ヒートアップ!!!
もう、よしよししてもらっている女児は、転んだことなんてもうどうでもよくなってる。
今の状況・・・・・どうにかして・・・・・。

以前のブログにあげましたが、対人的抵抗力がついて、今つぼみさんは周りにいる大人やお友だちに大きな影響を受けて『まねる』『けんかをする』をよくします。『まねる』は何となくポジティブなイメージがあると思いますが、『けんかをする』ってネガティブなイメージだし、出来れば大人はやらないでほしいと思ってしまいますよね。

遊びは、『並行遊び』(いわゆる一人遊び)を経て、対人的抵抗力がついてくると『けんか遊び』へと、移行します。実はこのけんか遊びがとっても大事!!

ちゃんとしておくか否かで先の育ちに大きく影響する・・・・。

つぼみさんと、3歳児は今『けんか遊び』と『連合遊び』(道具、おもちゃの貸し借りしながら遊ぶ)を行ったり来たりしながら遊んでいます。幼稚園という所は自分のためだけに保障されたおもちゃや場所があるわけではありません。ぼくも使ってもいいけど、お友だちもおんなじように使っていい・・・・。この、お友だちのよしよしだってそう・・・・。

私もよしよししたいけど、ぼくだってよしよししたいわけです。そんな時がやってくるとけんかが自然と生まれる・・・・。けんかが始まると『よし』と思います。じーーーーと観察します。

何を主張しているのか・・・・お互いの主張をお互いがどこまで理解できるか・・・。

言葉が足りませんから、ここで『2人ともよしよししたかったんやなあ・・・・。』と、大人が代弁してやればそれでいい・・・・・。

人間てよくできてるなあと思うんです。

体も小さくて、まだ力が足りない時期に、ちゃーんと自我が出てきて、言語能力が乏しいことからちゃーんとけんかしなきゃいけない状況が作られてく・・・。この時にちゃんとけんかをしておくこと・・・・相手の泣いている顔、怒っている様子、つかまれた手の強さ・・・・・これを勉強する大切な時・・・・。

自然に学びの時は、やってきますからよーく見ながら(危ない時はぱっと入れるように・・・。)子どもたちの自発的な行為を見守ってみることも大切ですね。

2つ目・・・・・・『海苔事件』

3人で仲良く粘土遊び・・・・・・。楽しそうだね・・・・。
ん??????
ねえねえ・・・・頭に海苔のってるよ・・・。
ねえねえ、気付いてる???
頭に海苔、乗ってるから・・・・笑

誰がのせたのか?……自分でのせたのか?……と色々聞いてみたが要領を得ない。尋ねている私も笑いがこみあげてくる……。

誰が載せたにせよ、これだって相手に興味があっての行為。対人的抵抗力が育ってきている証拠です。誰かが反応することを喜んで、やっちゃいけないことをわざとする子どもの姿よく見るでしょう・・・?例えば、座りましょうと言っているのにわざと立とうとして先生の反応を伺ったり、遠くから走ってきて先生に体当たりしたり・・・・・相手の反応を楽しんでいるんです。

この海苔はおにぎりのおもちゃの海苔・・・。どのようにして、彼の頭の上にのってしまったのか今となっては知る由もないが・・・・。

どちらの事件も子どもの面白さをよく表わしていて、かわいいなあ・・・・と思ったのでした。

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