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20.06.04 子どもの遊びを保証するということ

 2階のテラスから覗いてみると、つぼみ組が外遊びしていました。

太陽が出て暑い暑い1日の始まりでしたので、担任の先生がホースを出してきて園庭に水まき・・・・・。そうすると、当たり前ですが子どもたちは、もううれしくなって、キャーキャー言いながら水にふれようとする・・・・。

子どもの行動としてはよくあることで、ごくごく当たり前の思考です。

さあ、ここで先生はどうするかな・・・・・と思って見ていると、子どもが出てくる水を触ろうとしたり、ぬれて泥のようになった部分を触って遊ぼうとする姿を、楽しそうに眺めて一緒に遊んでいる・・・・。

はい・・・・すばらしい!!

私達大人は自分が何か行動を起こす時、自分の言葉や行動によって子どもがどんな反応をして、どんな行動をとりそうかある程度想定しておくこと(それでも想定外になることもありますよ。それが子どもですから・・・。)、そして、想定した内容の行動を子どもが今してしまったとしても大丈夫かどうかまで考えておくことが大事です。

ほぼ想定内の行動で、しかもそれをしたとしても大丈夫・・・・となれば、無駄に怒ることも腹が立つこともない・・・・子どもたちは、いつも自分の遊び(今心が動いてやりたい!!と思ったこと)を保障してくれる大人には信頼を置くようになり、不思議とよく話も聞くようになります。

つぼみ組の子どもたちは、先生の水まきがきっかけになって、泥んこ遊びに発展しました。

「はい!これでおしまい。」と先生にちゃーんとピリオドを打ってもらいましたから、着替えた後、又外に出て来ていましたが誰も泥んこになってない・・・。

着替えた後又泥んこ遊びをしそう・・・・という想定のもと、「おしまい。」ときちんと伝えたのでしょう。

「こんなに、どろどろになったんです!!見てください!!」って
うれしそうな顔して担任が抱っこして職員室に連れてきた!!
「よかったねー!!楽しかったんやね!!」
と、職員室にいた私達がフィードバックする・・・・。

楽しかったこと、うれしかったことを、こうやって別の大人に伝える機会を作るのもいいことです。伝えてもらった大人が「よかったね」「泥んこになってたのしかったのか・・・・うんうん・・・そうかそうか・・・・・。」とフィードバックしてやると、楽しかった体験が強化されて、子どもが受ける達成度・満足度がこれまたぐんとかわってくる・・・・。

泥んこの足跡を職員室に2つ残して帰って行ったのでした・・・・。

今から着替えだね!!先生、ファイト!!

励ましの気持ちと共に、子どもたちにいい体験をさせてくれたことに「ありがとう」と、思いました。

これから、暑い季節を迎えます。

水遊び、泥んこ遊びは、感覚遊びの中で基礎の基礎。どんどんやった方がいい!!今度は仲間に入れてください!!

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