22.12.19 けんか~片付け編~
年中児のお部屋から大きな大きなけんかの声が聞こえてきました。
一人は大泣き・・・・・・一人は怒り顔・・・・。
二人の言い合いにそっと、入ってみると・・・・・。
しばらく、この押し問答が続き・・・・・。
縦向きを主張していた(どっち向きにいれても一緒と言った)子どもが
だまーーーーって中の積み木を全部出し始めた・・・・・。
年中組さんは、今 ケンカ遊びと連合遊び(物の貸し借りをしながら遊ぶ)を行ったり来たりしながら遊びを深めています。
以前の喧嘩のブログでもお話したと思いますが、けんかはきちんとさせてあげたら、必ず終わりが来ます。
喧嘩ってとーーーーっても疲れるんですよ。
大人が入って「ハイ、あなたはこうすればよかった」「あなたはここがよくなかった」「こうすればいいんじゃない?」と言って成敗することは簡単ですが大切な大切な学びのチャンスを奪っているのと同じ。
大人がそれをし続けるとどうなるかと言えば、子どもは自分でどうにかしようとするのではなく、大人にどうにかしてもらおうとするようになる・・・・。
喧嘩の結果は今回はたまたま、半分半分でしたが、結果はどうであってもいいんだと思うんです。
その子たちが、その子たちの考えや思いで着地すればいい。
もしかしたらすっきりしない着地をするかもしれない・・・・。
それも学び・・・・。
あの時すっきりしなかったんだよな・・・・・と思ったなら、次に同じようなことがあった時に、提案の仕方を変えればいい。
又はすっきりしなかった気持ちってこんな感じなんだと思えば、誰かが同じような場面で困っていたら代弁することができるかもしれない。
たかが・・・縦か横か・・・・でしょう?なんて言わないで・・・・。
私たちもそんな小さなことにこだわりながら育ち、いろんな失敗を重ねて大人になったんです。
心の中は覗けないので、今回の二人がどんな気持ちで着地したのか・・・・納得がいったのか行かない部分もあったのか・・・・それはわかりませんが・・・・。
確かなことは・・・・経験という大きな宝物をいただいた・・・・ということ。
おめでとう!!!
宝物を使う場面は突然やってきます。
このバトルがいつか、彼女たちの力になりますように・・・・・。