23.05.31 カブトムシさん・・・・そして・・・1年生の皆さん・・・ごめんなさい。
前年度の子ども達が大切に育てていたカブトムシの幼虫さんがお亡くなりになりました。
旧年長組さんから引き継いだ年長組さん。
引き継いだ当初は、やったことのないことでしたから、新鮮だったこともあって、お世話頑張っていました。霧吹きなんかも取り合いになったりしてね・・・。
でも・・・この「新鮮さ」というのは、いつまでも続くものではありません。
いつしか何でもないことになって・・・・そして、お仕事的になっていって・・・・。興味がなくなると、当たり前ですけど・・・・やらなくなる・・・。
その結果、・・・・・今回みたいなこと・・・・になるのです。
それでも私はこの体験を子ども達がどのようにとらえるか・・・・それを興味深く観察していました。
どうしたと思います?
去年の年長さんみたいに、まだ思い入れがあったわけではありませんでしたから、あんな風に(過去のブログを見てみてくださいね。)泣いたりしませんでした。
でもね・・・・・さすがに・・・・・去年の年長さんたちがどれだけ大事にしていたものなのかは、ちゃんと伝わっていたみたいで・・・・。(それがとてもとても嬉しかったです)
「前の年長さんに謝りたい」と言い出したそうです。
ECCなどで来ている元年長さんには謝ったと教えてくれました・・・・。
そして先生に手紙を書きたいといったそうで・・・・・。
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幼虫さんには本当に申し訳ないですが、今回の体験を通して、彼らは彼らなりに大きな学びをしたようでした。
どこかで、まだ自分ごとになっていない部分がありましたから・・・・それが今の年長児の姿ですから・・・・そんな彼らが今とらえられることは何なのか・・・それを知ることに大きな意味があります。
「どれだけ大切にしていたものなのか・・・・」をちゃんとわかっていたこと。
そして、「謝りたい」と思ったこと。
「お世話をしなかったらどうなるか」がわかったこと。
これは、大きな大きな収穫です。
あれからたびたび年長クラスに入ると、一生懸命お世話している姿を見ます。
職員室に入ってきて「土なくなったからください」と言いに来ることも・・・・。
死んでしまった幼虫ちゃんはみんなで話し合って埋めることにしたそうです。
さなぎになりかけている幼虫ちゃんがいるのだとか・・・・・。
何とか、元気に生きてください。