22.03.17 作品作り
先日は音楽と作品をお楽しみいただきありがとうございました。
あけぼの幼稚園では、去年からプチ作品展をするようになりました。
今年の作品もかわいかったですね。
作品展を3学期にするのには大きな意味があります。
最後に個人にスポットライトが当たるイメージです。
この子が1年間どのように育ったかが、ぱーーーーっと確認できる。私たち保育士はうれしくもあり、ドキドキでもあり・・・・。
「作品作りって、ただ作るだけでしょう?」なんて考える方も多いかもしれませんが・・・・複雑で奥深い学びがちりばめられているんですよ。
自分でどんなものを作りたいかイメージを膨らませることや、ハサミや様々な道具・素材に出逢ってそれを使いこなす・・・・などはわかりやすいねらいですが・・・・こんなこともあります・・・・。↓
例えば、自分のイメージしたことをかなえようとするとき、うまくいかなかったらどうしましょう・・・まずは、どうやってかなえようかと試行錯誤しながら考えます・・・・・・そしてあれこれと実際にやってみます。
それでもうまくいかなかったらどうしましょう??・・・・・そうです、誰かに(先生や友達)どうしたいか伝えなければいけません。助けてもらわなくてはいけません。
言葉を使って相手に説明をすることを求められます。
またこんなこともあります。誰かが使っているもの自分も使ってみたいなあ、でも、自分はそれを持っていない・・・・となったらどうしましょう?・・・・・そうです・・・・・自分の持っているものとトレードしようなどの交渉をしなければいけません。もしくはそれが言えなかったとしたら・・・・我慢するか、自分の持っているものでどうにか代用できないか‥‥と考えるのです。
すごいでしょう?
様々な力が求められるんです。
非認知能力のかたまりですね。
さあ!!そうやって作り上げたのがこの作品たちです。
大きな育ちを感じますね。
子ども達はこうやって素敵な作品をつくりました。
作品を見ながら子どもたちがどのように頑張ったのか、どんな風に頭を使い、人間関係を駆使しながら、ここまで仕上げたのか想像しながら見てみると、また新たな感動が生まれますよ。
私たち職員も、子どもたちの育ちを思う存分感じて幸せな気持ちになりました。
1年間の育ちに感謝です。
これからも、こどもたちが豊かに力強く育つことを祈っています