21.05.01 安心する場所・もの・人を求めて・・・・・。
週が明けて、またまた子どもたちは元気に泣いたり笑ったり大忙しです!!
こどもが泣く姿を見ながらお母さんも励ましたり、「はい!!先生よろしく!!」ていう感じで預けて下さったり・・・・・朝から様々です。
2・3歳くらいのこの時期を、幼児の特徴の一つとして「固執性期」呼ぶことがあります。
「人」や「物」や「場所」・・・・に激しく固執するというものです。
「固執しているように見える」という方が正しいかもしれません。
人間だれしも安定することを好みます。当たり前ですけど「安心」は心が落ち着きますね。
子どもは前回のブログでもお話しした通り、生まれてまだ2・3・4年しか生きてないでしょう?ですから、経験値がとても低い・・・・。ほとんどが知らない世界(知らない人・もの・場所)なわけです。小さな小さな世界で生きている・・・・。
その結果彼らは小さな小さな「安心」する場所・人・ものに、無理やり落ち着こうとする・・・・その姿を見るとすごく固執しているように見える・・・・というわけです。
私達大人も安定する場所を好んでいるのですが、長く生きていろんな経験をしている分、安定できる場所が沢山あるし、初めての出来事に出会ったとしても、ある程度の想定と共に受け入れることが出来る。
又、これがダメならじゃあこれで・・・・みたいな融通だって利きますよね。
これは経験値が高いから・・・・。
朝お母さんから離れないのもそうです。
これは、「人」に固執している・・・・・。
お母さんが安定・安心できる場所だという事です。嬉しいですね。泣いててどうしようと悩んでらっしゃるお母さん・・・・ひとまずここは喜んでおきましょう。
小さな子ども達だけではありません。例えば引っ越しをして大きく環境がかわったお友達・・・・・。「幼稚園に行った事がある」という経験値はもっていますから、ある程度どんなことをする場所なのか・・・・そこはわかっているでしょう。
でも・・・・場所も人も、もしかしたら言葉だって・・・・違うんです・・・・・。
そう思ったら、登園を渋っていることって、とても自然な子どもの表現と思えるでしょう?
進級・入園をしてから1か月。
「どうやら、この人が私のクラスのボス(先生)らしい・・・・。」ということはわかってきました。笑
困ったら、毎日顔を合わすこの人たちになんか言ってみればいいことも・・・・。
お母さんお父さんが1番だけど・・・・まあ・・・・この人のこと頼ってみてもいいかな・・・・・位にはなってきています。笑
さあ!!小さな信頼を頂いたところで・・・・・・・これからの私達のお仕事は・・・・・世界を広げてやること・・・・・色んな場所へ連れていったり、色んな人に出会わせたり、色んなものを使わせたり・・・・・幼稚園の中で安心できる場所・人・ものをどんどん増やしてやればいい・・・・・。
そうすれば、子どもたちは幼稚園で安心して自分が表現できるようになります!!!
新しいお友達・新しい先生との毎日が、子どもたちの力となり輝きとなります様に・・・・・・・。