20.02.07 節分の豆まき
2月3日は節分の日、あけぼの幼稚園でも豆まきがありました。
朝登園すると・・・・テラスの階段に手紙が・・・・・。
子どもたちは、給食のメニュー確認後、お手紙を確認・・・。
こんな風にして豆まきは終了しました。
鬼という存在って、なぜ生まれたんだろう・・・といつも思います。日本各地に鬼伝説ってあるでしょう?昔々なんて、今みたいに情報が早く伝達することはなかっただろうことを想像すると、各地で鬼の文化が必要だったり、それぞれの土地での願いを込めたいことがあったのかなあと思います・・・・。
目に見えないものや捉えどころのない不安を形(鬼)にすることで克服しようとした・・・・という説や、人間の否定形、反道徳的なものとして造形されているという説もあります。
だからですかね・・・・・・? 顔が怖い・・・・・。
鬼じゃなくても東北だと「なまはげ」なんかがいたりするでしょう?怖いですよね?縁起がよさそうな気はするけど、獅子舞だってなかなかのお顔立ちでしょう?
世界的に見ても、サタンやデビル、デーモン等・・・・「悪」を連想するものはいろんな国で生まれています。そして、これまた顔が怖いんですよね・・・・。
私達は生きていく上で、「悪」や「怖いこと」を避けては通れません。
「汚さ」や「ずるさ」・・・そのようなものだって私達は誰でも持っています。
教育の中で、どのようにこれらのことを子どもたちと考えていけばいいのでしょう?今回は「心の中の、弱い鬼を追い出そう」を、先生たちと意識して子どもたちにおろしていこうと話し合いました。自分の心の中の鬼(弱さ)についてみんなで話し合ったクラスもありましたよ・・・・・。
自分の、欠点や弱い部分を見つめることってなかなかしないものです。見たくなかったりもして・・・・。
このような伝統行事をする時ほんの少し、そもそもの起源や始まりの時に思いをはせてみることも大切かもしれませんね。
ただ、怖いだけでは、意味がないですもんね・・・・。
まだそこまでのことを理解できなかった小さいこども達も、鬼(怖いもの)と闘えた自信や、鬼から逃げて先生にくっついたり、守ってもらったり(安心)・・・を頂きました。これも、大事なことです。
豆まきの後、給食にイワシ汁が出ました。たんぽぽさんは、「鬼さんは鰯のにおいが嫌いなんだって。」と話したら、みんな急いでイワシ汁からムシャムシャ食べ始めたのだとか・・・・。職員室で分かち合いながら笑いました。
皆さんのご家庭でも、節分をどの様に過ごされましたか?