22.11.09 こどもが主体的に生きるとは?
神戸からやってきた幼虫さん。
今でも子どもたちのお世話は続いています。
霧吹きで水をかけてあげた方がいいと子どもたちが言い出したので、霧吹きを渡しました。
順調だったのですが・・・・・・・・・。
この前事件が・・・・・・。
皆が水をやりすぎて、幼虫ちゃんが水没・・・・・。
心の中で、「あ・・・・・、大丈夫かな・・・・。幼虫ちゃんの命は・・・・・。」と心配しました。
慌てて子どもたちが救出。なんとか救い出すことができたんです。
これからどうするのかなと思っていました。また水没を繰り返すのか・・・・・と。
幼虫ちゃん・・・・あと何回か子どもたちが、そんな失敗をしてしまったらごめんね・・・頑張って強く生きておくれ・・・・なんて思っていました。
そしたら「皆が水をあげたらびちょびちょになっちゃう・・・。」と気が付いたようで。
どうするのかな・・・・・と思っていたら・・・・・何やら表のようなものを作り始めました。
子どもたちが主体的に動こうとするとき、私たち大人はちょっと我慢がいります。
「こうしたらいいのに」とか「これはやめておいた方がいいのに。」とか「もっとこうしたほうがいいよ!!」とついつい言いたくなる・・・・・。
彼らより早く生まれてほんの少し人生経験があるっていうだけでね・・・・・・。あれこれ突っ込みたくなる・・・・。
でも・・・・・子どもたちが自分たちで考えて、実際に経験して、その時の思考でその時のその子なりの答えを出す・・・・・・そしてその結果を受けてまた自分たちで考え直して・・・・・という繰り返しの、この過程がとーーーーーーても大事なんです。
水没をしそうになった時、水没するまで我慢した・・・・・マスのみの表を作った時、子どもたちがもめるまで我慢した・・・・よくぞ子どもに任せて見守りました!! 担任にも拍手!!!(笑)
そんなことを思ったのでした・・・・・。
子どもの主体的・対話的で深い学びを保障しようとするとき、私たち大人は言いたくなる気持ちをぐっと我慢することが求められます。
子どもたちの言葉や行動に関心を寄せながら、あえて子どもの選択を信じて見守る・・・・・これ・・・・・簡単ではありません。
子どもたちの豊かな学びを願いながら、よく考えた言葉やよく考えた見守りを職員みんなで大切にしたいなあと思います。