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19.09.25 サラサラとザラザラ

幼稚園の園庭用具の中に、この2つのおもちゃがあるのを皆さんはご存じですか?どちらも、ザラザラとサラサラを分ける物です。

活動の様子

どちらの道具もあるというのがとてもいい。

左の道具はご存じの通りざる型の物。ザラザラが残る・・・さらさらが欲しいなら受けるための道具が必要。こちらは、粒子の大きさによって分けられるもの。

右の道具は砂を滑らせてサラサラとザラザラを分ける道具。さらさらが残る・・・・。しかも、サラサラの度合いがすごい。やればやるほど細かい粒子になる・・・。こちらは、砂の重さによって分けられるもの。

どのような道具を使うのか、何を残すのか、どのような方法で残すのか、残した物をどのように使いたいのか・・・・・。これを、遊びながら自分で選択するのです。

重い物体が早く落ちるという物理的な内容を知識として与えることが目的ではないということ。とかく私達大人は知識を子どもたちに伝えたり覚えさせたりして、子どもたちに良いものを与えることができたと自己満足してしまいがちです。

知識を与えるということは自分の知っている事しかスライドできないということを覚えておきたいですよね。自分が持っているものって限りがあると思いませんか?そんなことより、子どもたちが自分の経験の中で色んなことをやってみてわかること、知りたいと思ったことを手に入れる力・・・これを持てるように援助することが大事ではないかと思うのです。

そんなことを思いながら、子どもたちの使っているおもちゃの特性や、遊び方を見てみると面白いかもしれませんね。

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