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20.08.14 体験保育~あけぼの夜祭り編~

7月29日年長組の体験保育がありました。

今年は新型感染症の影響で、すべてのことがいつもの1年、いつも通りの行事とはいかない状況ですが、例年のお泊り保育を「体験保育○○編」と銘打ってうーーーんと楽しみました!!

「こんにちは!!!!」夕方から幼稚園に来るなんて何だか不思議な感じ・・・・・。


レストランの準備が出来たらみんな揃って保育室へ・・・・・・。


園長先生、担任の先生からのお話があって、いよいよ「体験保育~あけぼの夜祭り編~がスタート!!!!

みんなウキウキ、そわそわ・・・・・・。

そうしていると「幼稚園に何か荷物が届いた!!!」と、先生が飛び込んできました!!!何と、テンちゃんからばら組さんへのお荷物でした・・・・・。

何だろう・・・・・・とあけてみると、テンちゃんからのお手紙と、宝探しに必要なグッズが・・・・・!!!

「え??何なに????」
「テンちゃん何くれたん??」


スタンプラリーのカードと・・・・・・・・。


各グループへの指令のカードが入っていました。
リーダーが指令カードをしっかり持ちます。
皆は、内容に興味津々・・・・・・。




こうして、宝探しスタンプラリーがスタートしました!!!!!

さあ、グループのみんなで協力し合いながら、様々な指令をクリアすることが出来るでしょうか・・・・・!!!全員が与えられたミッションをクリアすることでスタンプを押すことが出来ます。

「頑張れ頑張れ!!!!!」
なみなみと水の入ったコップをお盆の上に載せて運びます。
ちょっとでもこぼしたらアウトです。
皆でやり直し・・・・・・。
そーーーーーっと・・・・・・そーーーーーーっと・・・・・ね・・・・。

ひとつのコップとお盆をリレー形式でバトンしていきます。
こぼしたらいけませんから、人に渡す時そして人から受け取る時
相手への想像力が働かなくては成功しません。
渡す方は、相手は手に力が入っているか、手を放して渡して大丈夫か・・・・・・
受け取る方は、相手は手を放したか、どれくらいの力で受け取ればいいか・・・・・・・・。
自分本位な渡し方、自分本位なもらい方をすれば、たちまち
おぼんのコップはこぼれるのです。





先生の頭の上にあるカラーボール(ダミーも入っています)を取ります。
もちろん自分のグループのカラーボール・・・・・です。
簡単そうに見えますが、先生の頭の上にあるのでどうやったら届くのか・・・・・。
皆で考えます。
先生をこそばして、かごが下に下がった所を取るのか、お友達を抱っこしてみるのか、
部屋にある椅子などを使って登るのか、とにかくかごをひっぱって全部をかごから
ひっくり返してその中から自分のカラーを選ぶのか・・・・・・。
協力しないと自分のグループのカラーボールをゲットすることはできません。

何とか手を伸ばしてとったものがたまたま自分のチームのカラーボールだった
なんていうこともあります。
この「運」みたいなものを体験するのも大事。

必死ですから、ここの担当の先生は子どもがジャンプしてきた手が顔や体にあたったり、
なかなかハード・・・・・笑



冷たい氷の入ったお水の中に手を10秒入れる。
これも大変・・・・・。みんなで一緒に手を入れて数えますから
誰かが一人でも「あ・・・・・・だめだ!!」と言って手を出しちゃうと・・・・・・
ミッションクリアになりません・・・・・・。

自分の痛みを周りも一緒に感じていますから
「冷たいな・・・・・・痛いな・・・・・。でももう一回がんばろう!!」
共感による団結が生まれます。


冷たすぎて泣く・・・・・・・・。

泣くほど冷たかったか・・・・・・・。
みんなで我慢出来たらスタンプゲット!!!!


クイズも部屋もあります。
この部屋では先生が出すなぞなぞの答えを絵で描くというもの。
ここは一人ひとり個人の力が試されます。
まずは自分で考えてみるでしょう?そうかなあ・・・・と思っても自信がないときもありますよね。
そんな時ちらっとお友達の答えを見てみたりするのですが、これも想定内。
人のをみたからってわかるものでもない・・・・・。
答え方を「絵」にしている意味がここにあります。

人の描いたものを見たとしても・・・・それを分析しなくちゃいけないという・・・・・。笑
 
例えば答えが「うさぎ」だったとして・・・・・・私のウサギの捉え方と
あなたのウサギの捉え方って違うわけです・・・・・。
描き始める場所だってそれぞれ違いますもんね・・・・・。

頭使ったね・・・・・・。




写真に撮れなかったミッションもありますが、一つ一つの内容に保育的な意味をちりばめてあります。子どもたちは今の自分の力を使って頭を使い、心を使って・・・・そして協力し合って頑張りました!!!

最後のミッションは、宝を取りにいく・・・・いうもの。

ごめんなさい・・・・・ここは写真がないんです。(写真屋さんのを楽しみにしておいてください。)

写真なんぞを撮る余裕は1ミリもなかった・・・・・・・・・・・ということをお察し頂ければ・・・・・。

とにかく子どもたちが泣いたりもめたり助け合ったり・・・・・・大きな大きな山場でした。

最後の部屋は①迷路みたいにしてある②真っ暗・・・・・ただこれだけなんです。こどもってすごいんですよ。別にお化けがいるわけでない・・・・何にもないんですから・・・・・。でも・・・・暗いというだけでとっても怖いわけです。

だからね・・・・個人個人の想像力だけで怖がっているわけです。

「あそこにおばけおるんちゃうん?」とか、「だいたいな、宝箱あけたらなんかでてくるんや・・・。泣」とか言って・・・・・。

すごくないですか?彼らは、今までの経験の中で暗闇の恐ろしさをそれぞれで体験して知っているんですよね。

テレビで見たか・・・・・本で読んだか・・・・お化け屋敷にでも行ったか・・・・・。

とにかく、グループ内で誰が先に行くのか・・・・・まあ、もめるもめる。

しまいには「もう、宝物なんかいらない~!!!!泣」とか「もう、いりませんのでここから出してください。」と妙に敬語使いだす人もいて・・・・・。笑

これグループ行動のすごさだと思うのですが、みんな考えが一緒ということはないんですよ。

「もう、宝なんてどうでもいい人」「怖いのは一緒だけど・・・・でも宝物とりに行きたい人」「どっちか決まった方で・・・みたいな人」・・・・・・・色々な考え方があるわけです。

子ども達同士で「頑張っていこうよ!!」「一緒に行ったら大丈夫やから」などと、説得したり、泣いている子の手を握ったり・・・・・・・・。

延々と暗闇の中で話し合うあの子たちは本当に、いとおしくて・・・・・。

感動すら覚えるのでした。

そんな本当に真剣にこの難局を乗り越えようとしている彼らを見ていて・・・「大丈夫・・・・先生もついて行ってくれるから・・・・・・。な?先生いっしょにいくやろ?」なんて言われたらもう「はい!」と言ってしまいますよ。

ですから、全グループにお付添いしながら難局を乗り越えました。

よっぽど怖かったのでしょう・・・・・・・保育着のズボンを引っ張られ、エプロンはボタンがとれ・・・・・・・。どれだけの力・・・・・・・・。笑

考え方の違う人たちと生きることの大切さ・・・・・学んでくれたかな?

同じ考え方の人といる安心感もあるけど、違うからこそ助けあえる・・・・・・ってこともあるんだということがちゃんとわかる大人になってほしい・・・・と願うのでした・・・・・・・。

宝探しが終わったら、みんなぴかぴかのメダルをもらいました!!

いよいよ晩御飯!!!

今回はイタリアン!!!!

デザートを付けて下さっていました。
興味津々。


わーーーーーー!!フルーツポンチだ!!!!




食後何度が降り出す雨に心配しましたが・・・・・・・キャンプファイヤーが出来ました!!!

盆踊り


ふれあいゲーム




仕掛け花火・・・・・・。

バックミュージックと子どもたちの「わーーー」という歓声と横顔・・・・・。
じーーーーーんとしました。

お天気が心配な中、すべてのことができて本当に良かったです。

子どもたちの色んな表情が見れて幸せいっぱいの1日でした!!!

感謝・・・・・・・・・・・。

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